絵本で紐解く「自分」とは?

絵本セラピー®︎開催レポート

〜10月の彩の葉 絵本セラピーより〜

2019年10月の絵本セラピーは、自分旅行主宰の藤本紀子さん(のりたまちゃん)の監修で「自分旅行」をテーマに開催。東京都大田区と神奈川県藤沢市の2カ所で多くの方にご参加いただきました。

小雨の秋の休日の朝、ティールグリーンさんに集まり、みんなで出かけた「自分旅行」。和やかに、心を開いてシェアが始まりました。

振り返りや自分を見つめることに親和性の高い絵本。絵本を使うと本当の自分の思いに気づきやすくなります。

今回は6冊の絵本を使って、好きなものを聞いたり、いくつかの思い出を辿ったり、違うことをしているなと思うことや自分のいいところを振り返ったり。そしてそんなあなたを大切に思う人を思い出したり。何人かの方に、心響く絵本が見つかったようです。

思い出を聞くワークでは、突然映像が浮かぶ人がいれば、何にも思い出せないという人も。こんな違いもおもしろく感じます。

そしてもちろん、思い出すのはいい思い出ばかりではなく。懐かしい思い出を思わずみんなに聞いてもらったり、ちょっと切ない思い出が浮かんだのか口ごもり、そのまま心に秘めたり。

それを黙って受け止める参加者の皆さまの暖かさ。

家に帰って、赤ちゃんの頃のアルバムを開いてみたり、昔住んでいたところを何十年ぶりに再訪した方もいらっしゃいました。絵本セラピーが終わっても「自分旅行」を続けていただいて嬉しく思いました。

藤沢ではいつもどおりの晴れた一日に。

お互いのi-colorを知り合うメンバーで、仕事やキャリアについて相談する場面もありました。

 

自分の「ひとつぼし」を言えることの素晴らしさ

絵本『ひとつぼし』を使ったワークでは、自分が思う自分のいいところ、得意なこと、光っているところを伺ってみました。なかなか自分では言いにくいという方のためにたい焼きカードも使ってみました。どうしても言えない方がいたら、その方のいいところをみんなでお伝えしようと考えていたのですが、そんな心配は不要!皆さま、控えめながら、自分のひとつぼしをちゃんと教えてくれたのです。

『ひとつぼし』菊田まりこ作 学研プラス

皆さまが自分のいいところを教えてくれたのを聞いて、本当にそのとおりだと思ったし、何だかとても幸せな気持ちになりました。自分のいいところを認識して、それを素直に言えることは、周りを幸せにする、とても素晴らしいことだと思いました。

のりたまちゃんのコメント

一つ一つのワークに対し、このワークの意味や大切なことを教えてくれたのりたまちゃん。彼女の導きのおかげで深度のある振り返りができた方も多いと思います。終了後、参加者に共有されたのりたまちゃんのコメントも深くて素晴らしいのでシェアさせていただきます!

東京開催後のコメント

「絵本で紐解く自分、面白かったです。さながらミニトリップ。自分を振り返って思い出したワクワクキュンとすることを磨いたり、さらなるナンデ?を静かに自分に問うたり、それが自分旅行です。自分の魂の動きに敏感に!」

藤沢開催後のコメント

「過去を振り返ることで思い出すこと、新たに出会えることがあると思います。もちろん思い出したくないことも。でもすべて自分なんですよね。それを抱えて生きていくんだけど、今これからの自分は変えていくことができる。出発地点を確認できるのはよいことだと私は思っています。今日、少しでも確認できた出発地点を胸に、明日から自分で命を運んでいきましょう。運命は自分で変えられる!」

「自分旅行」というテーマで絵本セラピーをやれて良かったと感じました。のりたまちゃん、ありがとうございます!

いただいた感想のご紹介

  • 今回のプログラム、すご〜く良かったです。どの絵本もいい!自分の名前をお父さんが呼ぶ声が聞こえて胸が熱くなりました。
  • 答えを一つに絞らなくてもよい機会は貴重だと思っています。Factは一つだけどTrueは人それぞれ。皆さんの感性に触れられるひとときをありがとうございました。
  • ここでは皆さんリラックスして本音を話せる空気、空間で、なかなかないので感謝でいっぱいです。
  • 同じ絵本を読んでも皆、思うこと、思い出すことがそれぞれというのは忘れないようにしたいと思います。
  • 自分を振り返る時間と場をありがとう。なかなか自分の時間が取れないので絵本セラピーの場が貴重な時間です。
  • 皆さんとシェアしてもらうと気づかなかったことに気づけたり、他の意見を聞くのもとても楽しかったです。とても良い時間でした。
  • このタイミングだったのだなと思います。つくづく。早速、続きで自分旅行しています。