開催レポート:月日はめぐり、私たちも変わっていく

絵本セラピー開催レポート

〜12月の彩の葉 絵本セラピーより〜

12月は個人的には、誕生月であり、絵本セラピーを初めて受けた時期でもあり、1年の振り返りをしたくなります。特に絵本セラピーで自分に問いかけをすることで、振り返りがしやすくなるなぁと感じています。

一陽来復をテーマにした理由

1年間、いろいろなことがありましたが、コロナ禍で断捨離の深化をし、自分が強くなったことで、何かあった時に感じるネガティブな気持ちをすぐに切り替え、ニュートラルな(むしろ少しワクワクした、いい気分の)自分に戻せるようになりました。それを助けてくれるのは自然の摂理への意識。温かい陽の光にあたっていると、気持ちいいし、この光のおかげで万物が生きているんだなと実感できます。

「大丈夫!そのわけは…」と題したプログラムにしたのはそんな理由からでした。12月の冬至には昼が一番短くなりますが、つまりその日を境にまた日が長くなるということ。一陽来復です。春が来ない冬はない、時間は循環し、季節は巡っているということを心の底から実感できれば、また自分の気分が、環境や状況に応じて変わることがあることがわかるし、気分の変化を大袈裟に受け止めずに見守ることができます。写真以外の絵本も使って、本当に大丈夫なんだなって思っていただけることを願って絵本セラピーをさせていただきました。

サブテーマは循環、円でした。

立ち止まる経験から多くの気づき

ご参加くださった方は、少し前まで「我慢」の時を過ごされていましたが、その時期にじっくり考える時間が取れたことで、多くの気づきを得られ、その気づきを行動や考え方に活かしておられました。

まずは季節のおいしいものでも食べて、ほっとしましょ。

一見ネガティブな経験に見えても、時が経ってから見直したら、貴重な経験だったということになります。そうすると本当に「大丈夫!」なんだなって思ってしまいます。

『トムテ』リードベリ作 ウィーベリ絵 やまのうちきよこ訳 偕成社

最後の絵本『トムテ』は、答えのない問いを問い続けるトムテのお話。この絵本の後、気づきをお聞きしたら、「答えのない問いについて考える時間がなかったけど、あってもいいなと思った」とのこと。立ち止まる時間がその方に必要だったんですね。

トムテのようなサンタさんに見守られて。

いただいた感想のご紹介

  • 今回も素敵な絵本をありがとうございました。やっぱりこの空間が好きだと思いました。
  • 巡る月日にほっと一息ついて、振り返る時間は格別です。

巡る月日とともに、私たちも変わり、強くなっていくのだと思います。貴重なシェアをありがとうございました。また一緒に振り返りをしたいです。