大人が絵本を読んでもらう。それだけでも十分楽しみとなりますが、絵本セラピーは、読み聞かせだけではありません。絵本セラピーとは、絵本を使った問いかけのワークショップなのです。
つまり、絵本を通して自分に問いかけをすることで、新たな自分を発見できる。そんな時間になります。
問いかけのワークショップ
ファシリテーターである絵本セラピストは、絵本を1冊読んだ後、絵本に関連する質問を参加者の皆様に投げかけます。少し時間を取り、質問への回答や気づいたことなどをワークシートと呼ばれる紙に書き留めてもらいます。
皆様が書き終わった頃、書いたことを他の皆様に共有(シェア)してもらいます。もちろん、シェアしたくない、何も思い浮かばなかったなどの理由でパスも可能です。
それぞれの絵本に関連した質問は、絵本セラピストが考えます。
最初に決めたテーマに合う絵本を選ぶのも絵本セラピスト。同じような絵本にならないよう変化をつけながら、テーマになるべく沿いながらも、いろんな質問ができるような絵本を数冊選んでいくのです。これがプログラムと呼ばれるもので、絵本セラピストの個性が出るものです。
絵本の詩の場合
私の場合は、写真のようなワークシートを作成しています(写真では、使用する絵本や質問がネタバレにならないよう、ぼかしを入れていますw)。
ちなみに、テーマや使う絵本の色からテーマカラーやイラストを決めています。参加するたびに増えていくワークシートを保管してもらったり、時々読み返したくなるようなものにできればと思って、毎回同じようなフォーマットで作っています。
また私の場合は、プログラムの流れを事前に考えている関係上、ファシリテーターとしての原稿的なものも用意しています。皆様の発言で想定以上に盛り上がることがほとんどですが、自分がシェアしようと思っていたことなど、肝心なところを失念してしまわないように念の為確認しながら進めています。
出版社様からのメッセージ
絵本の使用許可を取る際、嬉しいメッセージをいただくことがあります。
今回は、『すなのたね』の講談社様より、次のような温かいメッセージをいただきました。
絵本を通じて豊かな時間を過ごされますことを願っております。
既に豊かな気持ちになりました!プログラムとしてこの絵本をはじめ、皆様に素晴らしい絵本たちをご紹介するのが本当に楽しみです。
写真は会場となる自宅です。緑の窓をバックに絵本の世界にご案内できればと思っています。今の季節は蝉も覗きにくるかもしれません!? お時間の許す方は午後の西陽の木漏れ日も楽しんで帰ってくださいね。
今回も素敵な絵本を用意しています。ご参加をお待ちしています!
↑追記:コロナの状況を踏まえ、大変申し訳ありませんが8月の絵本セラピーは中止とさせていただきます。