言葉の贈り物

最近退社した職場では、たくさんの心豊かな人たちとの出会いがあり、そのことに本当に感謝しています。

同じチームで約2年、二人三脚で頑張った同僚からは、最終出社日の前日、「明日が素晴らしい日になりますように」というメッセージをいただきました。去っていく人にそんな祈りを捧げられる豊かさと相手のことを想像できる感性に、心から感動しました。

多くの方からいただいた寄せ書きもとても嬉しかったし、お花に添えられたメッセージカードには、「りかさんに出会い、一緒にお仕事した日々をこれからも大切にします!」とありました。辞める時にこんな風に言ってもらったことない(笑)。本当に温かな人たちでした。

もらった言葉を大切に残す

他にも心に残る言葉をかけてもらった時は、メモに残しています。特にほめられた時は、落ち込んだ時や自信をなくした時に見返せるように、全部残しています(笑)。これ、効果ありますよ!

私が大切にしているのは、他の絵本セラピストさんによる絵本セラピーを受けた時に隣の方にいただいたカード。手帳に入れてどこにでも持ち運んでいます。

まだフルタイムで働いていて忙しく、そんなに余裕があったわけではなかった自分を、素晴らしい言葉でほめてもらい(隣の人の素敵なところをほめるというワークでした)、知らない人のいいところに目を留めて表現できるその方のお人柄がすごいと思いました。でも、初対面の人にそんな風に見えてるのだと嬉しいなと素直に喜べたのです。

その方のように誰かに素敵な言葉を贈ることができればいいけれど、なかなかその方のようにはなれません。日々、修行です。

絵本セラピーってそういう場です

私が体験したように、絵本を使った問いかけのワークを通して、他の参加者から温かい言葉をもらえることが絵本セラピーにはあります。他にも、誰かから気づきを得たり、勇気をもらったり。絵本に書かれた言葉との出会いもそう。絵本セラピーには、絵本、他の参加者、そして知らなかった自分との出会いがあるのです。

言葉の贈り物をもらったり、贈れる自分に成長したり。錆びてしまった感性を取り戻し、温かな気持ちになれる絵本セラピー。機会があればぜひ受けてみてほしいです。

絵本セラピーを勧める理由、こちらからもご覧になれます。